カウボーイビバップ・セッションXX

寄せ集めブルースのセリフ書き起こし

他でもない自分の為に書き出した。

誰かの為にもなればと共有する。

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永遠に続くものはない。
あらゆるものに終わりくる。
それは自然の摂理と言うやつだ。
突然だか今日で最終回だ。
そこで今回は今までにあったことを思い出して、色々と考えてみたい。

セッションXX・寄せ集めブルース

腹減ったなー　
ん？お前もかよ

『フード・フォー・ソート』

食いもんはとても大切だ
何しろ人間の体はそいつが食ったもんで出来ているわけだ。
もし俺のクローン人間が居たとして、
そいつがハンバーガー以外食った事が無いとしよう
そいつと俺は遺伝子的には同じでも、
全く違った人間になるはずだ。
ハンバーガースパイクは俺より怒りっぽいかもしれないし、
日曜には教会に行くような男かもしれない。
凶暴な賞金首かもしれないし、
ワイシャツにはアイロンを当ててから着るような男かもしれない。
いずれにしても、ハンバーガースパイクは俺とは別人だ。
要するに食いもんを選ぶときはよくよく考えて選ばないといけないって事だ。

こっちはロブスターの味噌煮と
かしこまりました

『フールズ・ゴールド』

盆栽は奥が深い
ただカットすれば良いってもんじゃない。
それぞれの盆栽には一つ一つ個性があり
そいつを活かしてやらないといけないのだ。
愚かな人間は何でもかんでも同じように切り揃えようとする
はみ出した部分をただカットカットカットするだけだ。
だが、そのはみ出した部分こそが個性であり、オリジナリティなのだ。
そんなこともわからない人間は、
ハサミを持つべきじゃない
まったく。盆栽が気の毒だ。

戦いの基本知ってる？

『ケ・セラ・セラ』

思想の無い男は嫌い
でも思想を押し付けてくる男はもっと嫌い
歯槽膿漏の男も嫌い
息の臭い男とじゃ
キスもできないしね
危険な男は好き
でも危険すぎるのもちょっと考えもの
弱気な男は嫌い
自分の弱さをわかってる男は好き
楽観的な男が好き
人生を予め予想して、
悲観的に生きるなんて気がしれないわ
人生はたぶん
どう転んだってなるようになるのよ

うん。だってエドがエドだもーん

『無情の世界』

エドです。宇宙は広いです。
エドは宇宙の真理を探して旅をしています。
裸足で歩くとビリビリします。
ネットの海を広くって
色んなお魚もいてクリクリします。
頭にものを載せるとワクワクします。
真理はあると思って探すと無いですが、
ないと思って探すとやっぱりないです。
欲しいものは手に入らないですが、
いるものが手に入りました。

目に頼りすぎなんだよ。
カメレオンじゃねーんだ。
そうあちこち見えねーのさ。

『キー・オブ・ライフ』

人間は心臓の鼓動によって生きている。
鼓動とは規則的な繰り返し、
すなわちリズムの事だ。
そう、何をするにしても大切なのはリズムだ。
歩く時も、喧嘩する時も、飯を食う時も、愛し合う時も、セリフを言う時も、
リズムが重要なんだ。

『ドギードッグ・ワールド』

ねーアイン
ねーねーアイン
どうしてそんなに毛深いの？
はーい。それは寒がりだから。
ねーアイン
そもそもアイン
どうしてゲラゲラ笑わないの？
おーそれは、ニヒルだから。
ねーアイン
やっぱりアイン
どうしてそんなに幸せなの？
そうです。
それはエドが幸せだからでしょ？

チャーリーは言った
手は手でなければ洗えない
得ようと思ったらまず与えよ
ってな
ってことはどういうことだ？
チャーリーはやれって言ってるんじゃねーのか？そうだろう？
チャーリーパーカーがゲーテの格言吐くかね？

『ウォーク・ジス・ウェイ』

作者が彼の読者に払える最大の敬意は、
彼らが期待するようなものは一切書かないと言う事である。
そう言ったのはゲーテだ。
奴はこうも言った。
人間の働きにせよ。
自然の働きにせよ。
我々が特に注目しなければならないのは、
本来、その意図である。
全く良い事を言う奴だ。
俺が警官を辞めて、
賞金稼ぎになるなんざ、
誰が考えただろう。
古い仲間はみんな驚いている。
まったく期待を裏切ってくれるってな。
だがそれで良い。
誰も思いつかないことをやりてえじゃないか。
見たことのないこと。
聞いた事のない話。
仲間たちはそれを、結構楽しんでいるのさ。

綺麗事は嫌い
綺麗好きも嫌い
少しくらい汚れてる方が、
部屋も世の中も住みやすいってもんよ。
色白は七難隠す　なんて言うけど、
隠し事も嫌いなの。
シミ、そばかす、良いじゃない。
誰も彼も同じ肌、同じ顔じゃ、
どれが自分かわかんなくなるわよ。
あたしは、ただでさえ自分がわからない。
だから、手がかりを消しちゃいけないの。
全部自分の道しるべだからね。

女は見た目じゃわからんからなあ

『インスタント・カーマ！』

ラフィングブルが言った。
泳ぐ鳥よ
お前の体が何でできているか知ってるか

俺は言った
知らねえよ
きっとどこにでも転がってる鳥のフンだろうさ。

ブルが言った
泳ぐ鳥よ
お前の魂は何でできているか知ってるか
俺は言った
しらねーよ。
きっとどこにでも転がってる綿ぼこりだろうさ。

ブルは言った
その答えは間違っていて、合っている
お前の体は宇宙の全てとつながっていながら、
お前にしかなり得ない。
お前の魂は宇宙の全てを含んでいながら、
お前でしかありえない
それはこの私も。そして誰しも。

誰かが憎ければ、
お前は自分を憎んでいる。
誰かを愛していれば、
お前は自分を愛している。
俺は言った
俺は誰にも何も感じないよ。
ブルは言った
それはこの地上で何より不幸な事だ。

『シュガーマウンテン』

赤ん坊に甘いものばかり食わせると、
そればかり欲しがって、
肝心の栄養のある食事を受け付けなるそうだ。
やはり砂糖菓子のようなものこそが有毒だ。
別に食いもんだけの話をしてるんじゃない。
世の中砂糖菓子でいっぱいだ。
そんなものばかり見てたら、
脳が腐ってヨーグルトになっちまうぜ。

『チェイン・オブ・フールズ』

いやー料理ってのは奥が深い。
闇雲に味をつければ良いってもんじゃない。
愚かな人間はやたらに味をつけまくり、
牛肉だか鶏肉だかわからんような料理にしちまう。
そういう人間は中華鍋を持つべきじゃない。
元の素材ならではの味。
つまり、
牛肉なら、牛肉のオリジナリティを活かしてやらねーと、
牛肉も悲しむってもんだ。

働かざるもの食うべからず。
自分の餌は自分で確保しなさい。
私はいいの。
女は生きてるだけで偉いんだから。

『ドゥ・イット・ユアセルフ』

自分のことは人に頼らず自分でやる。
誰に教わったのかしんないけど、
いつからかそんなふうに思うようになったわ。
別にたいそうな事じゃないけど、
人に頼られて、
それに応えられないのも嫌だし、
例え応えられたとしても、
それが本当にその人のため？
とか思っちゃうし。
結局自分の運は、自分で掴まないとね。

女はすぐに裏切るが、
男は義理に生きるもんだ。
ギリねぇ
俺はそう信じたいね

『イフ・シックス・ワズ・ナイン』

あらゆるものを疑ってかかること。
それが重要だ。
情報なんて所詮は情報。
テレビで言ってる事が真実なんて思ったら大間違いだ。
自分の目を見開いて
耳をかっぽじって世界を見聞きすること、
そして自分の脳を使って考えること、
全てを疑い尽くした後にこそ
何かを本当に信じる事が可能なんだ。
そう。
信じるために全てを疑うんだ。

難しい所の話じゃない。そんなの無理だ。バットも持たずに野球をやるようなもんだ。
おーいスパイク。
そういうのが好きなんだよ。俺は。

『アメイジング・グレイス』

賞金稼ぎの良いところは、
ルールが無いってところだ。
賞金首を捕まえるのに、
こうしなきゃいけない
と言う決まりなんてどこにも存在しないんだ。
だが好き勝手な事をやると、
途端に文句を言われたり、
それはルール違反だと怒られたりする。

奴らはこの世界のルールに従って生きているつもりなんだが、
そんなルールなんて一体誰が決めたんだ？
俺たちは誰かに従うために生まれてきたわけじゃねぇ。
脅されようとスカされようと、
魂は売らない。
残念ながら自由業の魂は骨董品だ。
あーん？その心は？
高過ぎて金じゃ買えねーんだよ。

教訓教訓。知らない人に会ったらついて行きましょう。

『マイ・フェイバリット・シングス』

エドは今まで苦労をしたことがありません。
ひょっとしたらホントはあるかもしれませんが全然覚えていません。
どうしてかと言うと、
面白そうなことしかしないし、
面白くなさそうなことの中にも、
チビっと面白そうなことを発見して
ビリビリするからです
でもそれでもやっぱりつまんなそうな時寝ます。
寝たら夢の中でコロコロ面白いです。
終わり。

どこにも力なんて入れてない。
お前の無駄な力を利用しただけだ。
力の流れをコントロールするんだよ。
そのためにはどんな動きにも対応できるように全身の力抜いて、
そう水みたいになるって事だ。

『アンフィニッシュド・シンパシー』

ブルースリーはこう言ったそうだ。
心を空っぽにして、
どんな形態も形も捨てて、
水のようになるんだ。

水をコップに注げば、
水はコップとなるし、
水をティーポットに注げば、
水はティーポットとなる
水は流れることもできるし、
激しく打つこともできる
だから友よ、
水のようになるよう心がける事だ。
さすが俺の心の師は言うことが違う。
こんな事も言ってる。
自分が教えているのは、
護身術とか
相手の倒し方とか、
そう言うことじゃなくて、
むしろある動きを通して、
どうやって自分を表現するか。
と言う事なんだ
それが怒りであれ、
決断であれ、何だろうとも。
つまり格闘に則った人間の体を使った表現法
ブルースリーがただの映画スターや、格闘家じゃ無いのがわかるだろ？

鎖が長いな。
ウェイ・オブ・ザ・ドラゴンモデルか？
あ。わっかるー？

『公的抑圧』

もしもこの世に神様が居るのなら、
一つ願いたい。
全ての自由を阻害するもの達に、
天罰がくだらん事を

『胸いっぱいの愛を』

たまに思うわ。
損な性格だって。
時々思うの。
これじゃ良い男が逃げちゃうわって。

まぁでもこれがあたしなんだからしょうがないわよね。
別人のように振る舞って
あたしーこう見えても結構家庭的なんですよーなんて言っちゃって、
いっときうまくいったとしても、
後で苦労、いや、もとい、後悔するだけ。
このあたし、そのまんまのあたしが良いって人じゃなきゃ嫌だしねー
まぁあたしの相手すんのも大変だと思うんだけど、
宇宙のどっかにそんな運の悪い男もいるでしょう

いやーブルースハープは良い。
やっぱ良いわ
あんたジャズファンじゃなかったっけ？
馬鹿言え。
俺はお袋のミルクを吸うにも
ワーブリング利かせてたもんさ。
そりゃ気の利いたガキだな。

今から一世紀以上も前、
チャーリーパーカーっていうサックス吹きが居た。
奴は音楽を譜面通りに演奏しなかった最初の男らしい。
つまり型通りに演奏するだけじゃ飽き足らず、
アドリブをかまし、自分自身のスタイルで吹いたって事だ。
ヤツが初めたその音楽は、
やがてbebopと呼ばれたそうだ。
そう、それがこの船の名前の由来ってわけだ。

『デイドリーム・ビリーヴァー』

俺たちは皆、眠りながら目覚め、
目覚めながら眠っている。
過去は事実か？
記憶は真実か？
夢はどこからが夢なんだ？
寝ながら見る夢、
起きていて夢見る夢。
どちらも同じだ。
夢を見ないと言う奴は覚えていないだけ、
夢がないと言う奴も、気づいていないだけ。臆病なのさ。
見たいくせに見ないようにしているだけなんだ。

『君の意志のままに』

そしてこれはただの幻影だ。
見えざる手に操られ、
真実は分厚いベールに覆われたままだ。
でもそれは、ひっそりと、
まるでタイタンの月のように、
人知れず存在し、
砂嵐が過ぎ去った頃、
いつか姿を現すだろう。

『怒りをこめて振り返れ』

だからもう、
たかが娯楽にめくじら立てたりするのは
よそうじゃないか。
これは冗談なんかじゃない、
フィクションでもない。
それとも
俺は悪い夢でも見てたのか。

『ブルーにこんがらがって』

どっかのブルースマンが、
ブルースの定義を聞かれてこう言ったそうだ。

ブルースってのは、
どうにもならない困り事を言うのさ。

「イッツ・オール・オーバー・ナウ、
ベイビー・ブルー』
シャカゾンビ/空を取り戻した日

空を奪われ 明日が割れ
心蝕む闇が生まれ
夢は枯れ 不安に慣れ
Ａｈ 空の行方を知るのは誰？
教えておくれ
行き場失う 鳥と雲と星とオレ
１日の境が消え
捨てた時計 転がる町はグレー
登る屋根のてっぺん
イマジネーションで飛行訓練
”何も恐れず飛ぶオレ”に未練
体の中でコダマするサイレン
全て投げ出した人を見
明日は我が身 見失いそうな富
込み上げる涙飲み
もう開きたくないこの瞳
マブタを閉じたときに見えた光
探してるオレは一人・・・・・・

薄れてゆく真実の輪郭
威嚇し合う不安と希望の戦いは互角
見抜けない東京の錯覚
だませれりゃ失格
この古びた羽は昔みたく
言う事聞くかまったくわからず屈託
でも宙を舞う夢は抱く
その生き方は二択

Ａｈ 空が気になり眠れない
眠るふりもできない
これ以上 本当の言葉
人まかせにはできない

３つ数え見上げたら
息が止まるような大空
元に戻れ １つ、２つ、３つ

いつの日かあの時の空取り戻し
迷える者同志 輪になり夜通し
語り合い忘れられない
うつむいた日々を笑い飛ばしたい
生まれて初めて見た鮮明な希望
それは強い心に秘められた野望
無限に広がる青い世界へ逃亡
今、本当の空へ飛ぼう

空を奪われ 明日が割れ
心蝕む闇が生まれ
夢は枯れ 不安に慣れ
Ａｈ 空の行方を知るのは誰？