• 月. 12月 2nd, 2024

色々と定義はあるだろう。

病院で鬱ですねーと言われればそれでOK。

あなたもうつ病だ。

俺の場合。

とにかくまず寝れなかった。

20キロほど痩せた。

皮膚に謎の炎症が現れ、ベロベロと皮が剥けた。

腹が痛くなり、我慢を続けたら盲腸爆裂寸前になり倒れた。

人生初の緊急搬送、緊急手術、緊急入院。

その時ドクターヘリに乗ったのは良い思い出だ。

もちろん自殺についても考えた。

死への憧れは日ごと増した。

鬱とは何か。

心の問題、思考についてはさておき、

物理的、身体的にも死へと寄せる。

これが鬱になって感じた事だ。

内臓は機能をしなくなり、

食事の必要性を感じない。

いくつかの味は感じなくなり、

視界はぼんやりし、色を薄くした。

言語は音としてしか認識出来ず、

嗅覚もはっきりしない。

眠れず、眠っても浅い。

皮膚は剥がれるが、痛みは薄い。

鬱が肉体を蝕むとは思っていなかった。

そして、考える事はマイナス方向であり、

たどり着く結論は、死。

そもそも思考以前の問題として、

身体的に死に近づいている。

結果とすれば心の問題なのかもしれない。

だが、意外にも身体的な方向からも責められる。

これは意外だった事だ。

うつ病はどこからやってくるのか。

何がトリガーなのか。

今もわからない。

この不調は鬱の始まりかもしれない。

俺はうつ病を経験し、

これはまさか。

と思うようになった。

なにもマイナス思考だけが鬱の症状とも言い切れない。

俺は負荷がかかっている状態が嫌いではない。

精神的にも肉体的にもMだろう。

結果的に盲腸の痛みも限界を超えて我慢してしまった。

鬱も精神的我慢の結果だったのだろう。

しかし、発見も多かった。

最初、薬をもらってぐっすり寝れた時。

睡眠の大切さを再確認した。

些細なことが、ごく当たり前に出来る事に感謝できた。

そうなるまでに時間はかかったが。

いずれにせよ、

うつ病には寝る事。食べる事。遊ぶ事。

すなわち、

普通。

と呼ばれる事を、当たり前にする事。

これが大事だった。

他にも、もろもろあるが、

大枠として、まずは主だった事はこれだ。

マイナス思考も、

死について考える事も、

悪いことでは無い。

そもそも悪いとはなんだ?

そう言った話は少しづつ進めよう。

生命活動を諦めつつある状態。

これがうつ病の正体だと思う。

思った。

また思うかもしれない。

今はそれらとも付き合っている。

それが鬱のある暮らし。

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